wonderteaのまとめ置き場

読書関係で気になったことを調べてまとめています。SF・ミステリ・眉村卓など。時々二次創作。

囲碁が出てくる小説まとめ

原則フィクション限定

長編

「名人」川端康成(成立事情はややこしいのでWikipedia参照
囲碁殺人事件」竹本健治CBSソニー出版 1980)
囲碁小町嫁入り七番勝負」犬飼六岐(初出「小説現代」2009.10-2010.4, 単行本 講談社 2011)
「落日の譜 雁金準一物語」団鬼六(初出「ちくま」2001.6-2004.8, 単行本 筑摩書房 2012)※作者逝去により未完→加筆再構成
「幻庵」百田尚樹(初出「週刊文春」2015.1月1・8日号 - 2016.11月10日号,単行本 文藝春秋 2016)
「黒しろ恋模様 イケメン俺様部長と囲碁ガールの恋。」1-2巻 朱里コウ(書き下ろし, 集英社 ピンキー文庫 2013)
モノクローム乾ルカ(初出「yom yom」vol.24-30, 単行本 新潮社 2014)
本因坊殺人事件」内田康夫(書き下ろし, 栄光出版社1981)
「烏鷺寺異聞―式部少納言碁盤勝負」篠田達明(徳間書店 1998)
天地明察冲方丁(「野性時代」2009.1-7, 単行本 角川書店 2009)
月桃夜」遠田潤子(日本ファンタジーノベル大賞受賞作, 新潮社 2009)
「碁を打つ女」シャン・サ(早川書房 2004訳)
「虹を待つ彼女」逸木裕(KADOKAWA 2016,公募2015.11締切)

短編

「安置所の碁打ち」小松左京(初出「小説新潮」1971.11,「牛の首」角川ホラー文庫 2022 他収録)
「星碁」小松左京(初出「サンケイスポーツ」1964.12.21, 「小松左京ショートショート全集」勁文社1995 他収録)
囲碁部員」眉村卓(初出 ?,「ショートショートぼくの砂時計」講談社 1974収録)
「読めない局面」蘇部健一(書き下ろし「六とん2」講談社ノベルス 2005 収録)
「盤上の夜」宮内悠介(第1回創元SF短編賞山田正紀賞 2009.6-2010.1公募, 「原色の想像力」東京創元社 2010,単行本「盤上の夜」東京創元社 2012 収録)
「原爆の局」宮内悠介(単行本への書き下ろし「盤上の夜」東京創元社 2012 収録)
月と太陽の盤 碁盤師・吉井利仙の事件簿 」宮内悠介 (初出「ジャーロ」2012-2015 No.45,47,49,51,53,「ランティエ」2015.7 単行本 光文社 2016 収録)※連作短編集
「宇宙流」チョン・ソヨン(初出 2009,「となりのヨンヒさん」集英社 2019訳 収録)
「妖かしと碁を打つ話」竹本健治(初出「幻影城」2016年1月最終号, 「しあわせな死の桜」講談社 2017 収録)
「死争の譜 天保の内訌」冲方丁(初出「小説宝石」2018.10, 「宮内悠介リクエスト! 博奕のアンソロジー」 光文社 2019.1 収録)

アンソロジー「謎々 将棋・囲碁」(角川春樹事務所 2018)収録分
「碁盤事件」新井素子(初出「ランティエ」2015.12)
「十九路の地図」宮内悠介(初出「ランティエ)2016.12)
「黒いすずらん」千澤のり子(単行本への書き下ろし)

囲碁AIについてのメモ

2016 アルファ碁、韓国のトップ棋士に勝つ 2017引退(アルファ碁が)
2017 アルファ碁ゼロ、AI同士の対戦から最強に(人間不要)

今強いソフト
絶芸(中国。正規版は門外不出)
ゴラクシー
カタゴ(オープンソース


今更ながら「ヒカルの碁」をアニメで見てマンガも読んだので(2022)、小説は何かないかなあと検索してぼちぼち読んでます。将棋に比べて囲碁は少ないのでまとめておこうかと。

未読もあり。
AI発展とのからみもあるので参考に初出も。
という自分用メモ。発見次第追加。

参考文献
「文蔵」2018.5(PHP研究所Kindle
「ブックガイド 天才たちの頭脳の戦いに迫る! 小説で「将棋・囲碁」を楽しむ」細谷正充

HMV books
ゲーム(囲碁・将棋・チェス・麻雀)を題材にした小説特集

みすず書房
[名著案内]知と遊 ボードゲームを読む 若島正

本の万華鏡第22回 日本の囲碁 国立国会図書館(2016年6月)
https://www.ndl.go.jp/kaleido/entry/22/index.html

龍と日本史

「テメレア戦記」第1部付録の英国史と竜のネタがおもしろかったので、日本史バージョンを想像。作中では日本にも竜がいたことになっているので……(第1部まで読んだ)。

238年 女王卑弥呼、竜と邪馬台国を治める

倭国に竜が輸入されたのは、女王卑弥呼が魏に奴隷や宝物を贈り、返礼として親魏倭王の印と卵を贈られたことに始まる。竜と共に周辺30カ国を統治した。没後、弟が跡継ぎとなろうとしたが竜は受け入れず、王位は娘に譲られた。

806年 空海、竜の卵を持ち帰る

遣唐使に便乗して入唐し、青龍寺に滞在していた空海は経典と竜の卵も持ち帰ってきた。10年後、孵化した竜は高野山金剛峯寺空海と共に密教の真理を追究しともに教えを説いたという。

1185年 安徳天皇と壇ノ浦に沈む竜

平清盛の妻・時子は竜とともに嫁いできた。竜は平家に加勢し、沈みかけた太陽を引き戻す能力があったという。都落ち後も二位の尼と離れることを望まず、壇ノ浦で安徳天皇と神器と共に入水。太陽を操る能力のある竜の血筋はここに途絶える。

1281年 火を吹く竜、元を撃退

日本で何代か飼われているうちに突然変異で火を吹く竜があらわれた。フビライの軍隊が博多に攻めてきたとき、てつはうに対抗したのは火吹き竜であった。元の撤退後、竜の所属を巡って御家人同士の争いが激化、鎌倉幕府は衰退した。

1560年 織田信長、西洋のドラゴンで今川義元撃破

西洋との貿易を重視していた信長はヨーロッパの竜を輸入。速度に勝る西洋の竜少数を用いて桶狭間の戦いに勝利した。以後今川氏は滅びる。

1612年 大橋宗桂、竜王となる

泰平の時代が訪れ、竜は徳川家康と将棋を指して暮らしていた。対局で人間は誰も勝つことができなかったため大橋宗桂は竜に教えを請うようになった。のちに巨大彗星と共に将棋星人が攻めてきたが竜との猛稽古の成果でこれを撃退。読売りが棋譜を江戸の町で売り歩き、町人は熱狂した。家康は大橋に竜王の位を授けたという。

1779年 平賀源内、竜の品種改良を試みる

えれきてるなど西洋の科学に触れた源内は、色の異なる竜をかけ合わせれば新種ができるのではないかと考え将軍に進言する。しかし将軍お抱えの竜を勝手に繁殖させるとは不敬、ととられ不遇のうちに没する。

1866年 坂本龍馬、竜と日本の未来を語る

京都寺田屋に滞在中、襲撃された坂本は野生の小型竜に命を救われる。竜は龍馬の死後も長生きし、後世の小説家に詳しく当時のことを語ったという。


……となむ語り伝えたるとや。(時代は混ざってます)
参考文献:「日本史用語集」山川出版社

鳴海章の読む順序(光文社編)

※筆者は未読です。
kindle光文社文庫のセールでスナイパーシリーズを一括購入したのですが、アマゾンのリストはいまいち信用ならないので初刊順のリストを作りました。例によって自分メモです。

  • スナイパーシリーズ以外も含まれていると思いますが、とりあえず光文社で出てる分のリスト。初刊がハードカバーのものは文庫化年を記載。
  • レビュー欄によると他社作品のキャラが出ていたりするらしい。それはまたひととおり読み終えてから。
  • NDL-Bibはこの手のリストを作成するのに便利だったのですが2020/12/28で終了。かけこみでダウンロードしておいたデータで作成しています。
  • 途中まで読みかけて気づいたんですが、光文社以外が初出のものがけっこうあって刊行順がごっちゃに。徐々に訂正します。(2021.5.17)
  • うわー改題もあったのか。巻数の多いエンタメを後から刊行順に読むのは難しい。(2021.5.24)
タイトル 刊行年(新しい順)
無印は光文社単行本
体制の犬たち レディスナイパー 後篇 2020.4
アロの銃弾 レディスナイパー 前篇 2020.1
血に慄えて瞑れ 2018.6
旭日の代紋 2017.6
公安即応班 2015.1
路地裏の金魚 2013.3
夏の狙撃手 2012.7*1
テロルの地平 2009.11
文庫 2011.11
哀哭者の爆弾*2 (既読) 2008.8
文庫 2010.2
静寂の暗殺者(「桔梗は驟雨に散る」改題) ジョイ・ノベルス2007.11*3
2012.4
総理を撃て 2007.3
強行偵察 ジョイ・ノベルス2006.10*4
2010.9
バディソウル 対テロ特殊部隊(既読) 2005.11
文庫 2008.6
第四の射手(既読) ジョイ・ノベルス2005.10*5
2009.7
雨の暗殺者(既読) 2004.6
文庫 2006.6
死の谷の狙撃手(既読) ジョイ・ノベルス2004.4*6
2007.6
夏日 2002.7
冬の狙撃手(既読) *7 ケイブンシャ文庫(上/下)2001.5
文庫2002.12
狼の血 (既読) 1999.9
文庫 2002.6
長官狙撃(既読) *8ケイブンシャ文庫1997
2003.6
撃つ (既読) 1996.4
文庫 1999.12

*1:↑ここから文庫書き下ろし

*2:巻末にシリーズ人物紹介あり

*3:改題に気づかなかった。アマゾンの「哀哭者の爆弾」のレビューに書いてくれた人ありがとう

*4:実業之日本社が初出でした。訂正

*5:実業之日本社が初出でした。訂正

*6:実業之日本社が初出でした。訂正

*7:狭義のシリーズといえるのはここからか

*8:勁文社から出てるのを知らなかった。訂正

二次創作小説目次(眉村卓)

眉村卓作品からの二次創作小説を書いたのでまとめておきます。主に司政官シリーズを元ネタにしています。えーと、原作に対して嘘はついていないけどホラを吹くネタ小説としか言いようがないようなものです。ご用とお急ぎでない方はどうぞ。

(また何か書いたらここに追加)

目次

『消滅の光輪』ネタ集
思い立って冒頭からタイムラインをまとめた年表を手書きで作った。眺めていたらいろいろ書けそうな気がしてきて。意外と長い期間の話で(地球時間で7年ぐらい)読んでいる体感時間とギャップがある。

その他

  • ドシラーン・アビー(
    • 『引き潮のとき』ネタ。長らく放置したけどとりあえずオチをつけました。
  • 吉野家コピペ
    • 「司政官なんてきょうび流行んねーんだよ」書きたかっただけです。


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ブログの2008年の日付を小説置き場にしました(一部別に書いたものもあり)。当初pixivに投稿しようかと思ったのですが、検索したところ関連作品すら少なく、場違いな気がしたので慣れたはてなに置くことに。あと最近は司政官というと別のキャラが有名なようなので邪魔しちゃ悪いかなと。
電子版も出ているので興味をお持ちの方はぜひ原作を。

最新バージョンは創元SF文庫から。眉村卓・著。

  • 司政官全短編
  • 消滅の光輪(上・下)
  • 引き潮のとき(1-5巻 早川書房

名探偵たちの戦後

金田一耕助と神津恭介ってどのぐらい活動期間かぶってたかな……と、ちょっと前に気になって調べたのでまとめました。角川の金田一もの22冊が1冊にまとまっているkindle版は一気に検索できて便利です(たまに割引セールやってる)。念のため書いておきますが神津恭介は高木彬光作品に出てくる名探偵。金田一は言うまでもないですね。

参考資料
kindle電子版

紙の本

  • 刺青殺人事件(角川文庫)
  • わが一高時代の犯罪(角川文庫)
  • 輓歌(角川文庫)


年表

年  金田一耕助 神津恭介
昭和12(1937) 本陣殺人事件・25,6歳でアメリカ帰り。すでに探偵事務所を開いていてそこそこ有名。磯川警部と知り合う 神津(小中飛び級で16歳?)&松下研三旧制一高入学(寮が同じで知り合う)
昭和13(1938) 一高時計台事件。それを松下君が13年後(昭和26年)に回想して書いている
戦時中~昭和20(1945) 招集されてニューギニアへ・作中の横溝正史「本陣」を書く 軍医として南方へ
昭和21(1946) 門島事件・戦友の死を伝えに故郷へ・作中の横溝正史金田一が訪問する(初対面)。磯川警部と再会 刺青殺人事件・京都で療養を終え、東大で松下君と再会
昭和22(1947)~ いろんな事件を解決 いろんな事件を解決
昭和48(1973) 病院坂事件後、アメリカへ ~一応平成に入っても活躍

金田一の方がかなり年上だというのに気づいてなかったので改めて整理してみてへえ―となりました。
そのうちまた加筆するかも。

初出順に読む光瀬龍「宇宙年代記」シリーズ

光瀬龍「宇宙年代記」シリーズの完全版が電子書籍で出ていたので買ってみました。末尾に年号のついた短篇シリーズと長篇「東キャナル文書」「喪われた都市の記録(上/下)」が全1冊に入っているお得版。短篇は年号順に配列されていましたが、例によって初出順が気になったので調べてみました。

  • ハヤカワJA文庫版「辺境5320年 宇宙年代記2」解説を元に国会図書館デジタルコレクションから目次を検索して確認。
  • (復刊されたハルキ文庫版にはおそらく入っているのでしょうが、ハヤカワ版持ってるからいいか〜とスルーしてたらいつの間にか入手できなくなっていましたトホホ)
タイトル 初出(特記なし=SFマガジン
晴の海一九七九年 1962.05
宇宙救助隊二一八〇年 1962.08
幹線水路二〇六一年 1962.10
スーラ二二九一年 1962.11
位星二一九七年 1962.12
墓碑銘二〇〇七年 1963.01
氷霧二〇一五年 1963.02
連邦三八一二年 1963.03
戦場二二四一年 1963.04
シティ〇年 1963.05
カビリア四〇一六年 1963.06
辺境五三二〇年 1963.09
ソロモン一九四二年 1963.10
巡視船二二〇五年 1963.11
パイロット・ファーム二〇二九年 1964.01
落陽二二一七年 1964.08
流砂二二一〇年 1965.04
残照一九七七年 1965.06「潮」潮出版社
シンシア遊水地二四五〇年 1967.02
オホーツク二〇一七年 1967.06
流星二五〇五年 1967.11
カナン五一〇〇年 1968.02
エトルリア二四一一年*1 1969.01
市(シティ)二二二〇年 1969.05
喪われた都市の記録*2 1969.07,09,12,1970.04,07,10
キャナル文書 1971.06
西キャナル市二七〇三年 1979.02

SFマガジンの目次を調べる

国会図書館SFマガジンを調べるときに、デジタルコレクションと通常の雑誌記事索引の年代にずれがあるのでメモ。中身もデジタル化されていますが、国会図書館自体に行かないと読めません(なので自分は近所の図書館で閲覧)。目次は公開されています。

  • 1959年12月号(創刊号)〜2000年12月号

http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/4438825
デジタルコレクションの各年のツリーからたどって見られます。

  • 2001年01月号〜現在

http://id.ndl.go.jp/bib/000000000556

※仕様変更により改訂(2020.04.05)

雑誌記事索引採録巻号の一覧」をクリックして一覧を表示させ、各巻の詳細を見る。


↓以下は旧仕様のときのもの↓
タイトルをNDL-OPACから検索し、「収録記事一覧」をクリック→各巻をクリック→表示の中の「一覧を表示する」で見られます。
(「42(1) (通号 537) 2001.01」から03、「43(6) (通号 554) 2002.6」から「44(4) (通号 564) 2003.4」の並びがおかしいけど一応そろっているみたい)

*1:Wikipediaでは「エルトリア」になってるのでコピペすると間違える

*2:初出は<都市>シリーズとして各章のタイトルで掲載

司政官シリーズ@吉野家コピペ改変

このブログは特定の記事以外誰も見に来ない、ということがわかったので以前作ったネタを置いときます。


若いころ、連邦の行政官養成所行ったんです。養成所。
そしたらなんか人がめちゃくちゃいっぱいで座れないんです。
で、よく見たらなんか垂れ幕下がってて、給料150クレジット増し、とか書いてあるんです。


もうね、アホかと。馬鹿かと。


お前らな、150クレジット増し如きで普段批判してる連邦職員応募してんじゃねーよ、ボケが。
150クレジットだよ、150クレジット。


なんか契約異性連れとかもいるし。カップル二人で養成所合格か。おめでてーな。
よーしパパ行政専門家になっちゃうぞー、とか言ってるの。もう見てらんない。

お前らな、150クレジットやるからその籍空けろと。
候補生ってのはな、もっと殺伐としてるべきなんだよ。
Uの字会議机の向かいに座った奴といつ喧嘩が始まってもおかしくない、首席を取るか取られるか、そんな雰囲気がいいんじゃねーか。準B級市民は、すっこんでろ。


で、やっと卒業かと思ったら、隣の奴が、司政官志望、とか言ってるんです。


そこでまたぶち切れですよ。


あのな、司政官なんてきょうび流行んねーんだよ。ボケが。
得意げな顔して何が、司政官志望、だ。
お前は本当に司政をしたいのかと問いたい。問い詰めたい。小1時間問い詰めたい


お前、司政官って言いたいだけちゃうんかと。


植民省通の俺から言わせてもらえば今、待命司政官の間での最新流行はやっぱり、巡察官、これだね。
司政官候補実習を受けて巡察官。これが通の出世コース。


巡察業務ってのは出張手当多めに入ってる。そん代わり休暇少なめ。これ。で、それに秘密指令。これ最強。
しかしこれを引き受けると連邦の犬呼ばわりされるという危険も伴う、諸刃の剣。
素人にはお薦め出来ない。


まあお前らド素人は、貴族令嬢の逆玉にでもなってなさいってこった。


えーと、150クレジットが何円なのかはわかりません。もうね、アホかとバカかと。
(最後差し替え 2018/05/20)

ごっちゃになる短編小説

好きなのになぜか混同してしまう小説の自分の読み返し用メモです。ネタバレの危険もあるので(同カテゴリとわかると)検索で来られた方は引き返されたほうが……。




はい、ではネタバレ覚悟の方だけどうぞ。

  • 特別料理 スタンリイ・エリン

かの有名な「アミルスタン羊」が出てくるあの話。「異色作家短篇集」ほか収録。

  • 最後の一壜 スタンリイ・エリン

これもエリン。「壜」で下の調味料のとごっちゃになる。これはワインの話。表題作にした作品集がポケミスから出てる。

二壜のソース、の訳題も。2壜のソースが必要だった理由とは。これも表題作にした作品集がポケミスから出てる。それで混ざるのか。

これも上のとごっちゃになるが、カクテルの話(かけてたのがナツメグだと思ってたんだよなー)。最近では「30の神品ショートショート傑作選」収録。それで読んで思い出した。

  • 道づれ 芦川澄子

缶詰の話。昔「宝石」傑作選で読んで、他のタイトル・作者と勘違いして覚えていて全然読み返せなかったのだが、作者個人の作品集が近年出たので再会できた。そうそうこれこれ。

  • すばらしいスフレ ヴィンセント・マコナー

「美食ミステリ傑作選」で読んでスフレって食べ物を知った。その後、たまに読み返したくなってもどの本だったか思い出せないことが多いのでメモ。スフレを膨らませるのは大変なのだ。

食べ物とミステリ

っていうとこういう話になるよね、というセレクションに。さらに奇妙な味で、というのが私の好みです。

ドシラーン・アビー(後)

<二次創作目次に戻る>

そのころ連邦経営機構植民省ではー
「上級情報官の報告によると、1003星系周辺で独立ブロック化の機運があるとか」
司政局長は思考機関に尋ねた。

「はい。当該惑星SQ1からの定期報告には特有の要素が見られました。分析官に回したところ今後3年以内に80%以上の確率で独立要素に発展するとの意見でした」
植民省最上位のロボット官僚である思考機関は資料を示しつつそつなく答える。

「対策だが、その1003星系出身の司政官はいないのか」
「待命司政官が1人いましたが、彼は先日退職しました。同時に退職した者と結婚して家の跡継ぎになるようです。退職前にこの赴任命令を与えれば引き受ける確率は98%以上でした」
思考機関は過去の人事データを表示させた。

「ふむ、もっと早く分析できなかったのか」
「ここのところ、大型の情報分析中枢の計算資源は連邦軍の業務に優先的に回すよう命令されていましたので」

「何とか呼び戻せないのか。その結婚相手も待命司政官経験者ならちょうどいい。二人とも派遣すればよいだろう。変則的だが緊急措置だ」
「わかりました。予備役としての呼び出しを送っておきます」

数日後ー
「連邦からメッセージが来てるよ。ぼくら二人宛てだ」
「えー今さら?結婚祝いでもくれるのかしらね」
「……退職したとはいえ予備役のままだからとりいそぎ15星系に出頭しろ、とさ。どうする?」
「そうね……」

そして二人は連名で返信した。
『知らんがな』

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最初は婿どのと呼ばれるキタが見たかっただけです。いちおう途中も考えていたのですが(姉の死を巡ってミステリーっぽい展開になるとか)まとまらなさそうだったのであきらめた。

(初稿:2020/02/12)

ドシラーン・アビー(前)

<二次創作目次に戻る>

※特にやまもおちも考えていないけどダウントン・アビーを数回見て書いた「引き潮のとき」ネタのお蔵出し(ちなみにダウントン・アビーは挫折した)。


メルニア「ねえ、あなたわたしと結婚して貴族にならない?」
キタ「うん。いいね。どうせ任地のあてもないし、ぼくの身内はもう誰もいないから」

というわけで二人は連邦職員を退職し79星系ドシラーンへやってきたのだ。
「父の具合が悪くて、宙港への迎えには叔父がきてるの」
メルニアの母は幼い頃亡くなり、父も近年は持病が悪化しているという。そのため引退しようとしていたのだが、後を継ぐ予定だったメルニアの姉が事故で亡くなったのだ。農場の視察に出向いたところで無人機の落下に巻きこまれたらしい。そのためメルニアが呼び戻されて次期当主ということになったのだが……。


「おじさま、お久しぶり!」
「おお、久しぶりだなあ。遠い世界の婿殿を連れてくるとかで、わしゃどんな馬の骨かと楽しみにしておった」
「姉さんの葬儀の時以来ね。あ、こちらカノ=ビア。叔父さんよ。ごめんね悪気はないんだけど口が軽くて」

この叔父は現当主であるメルニアの父の弟で、独身のまま科学センターで原生生物の研究を続けているという人物である。

「はじめまして、どうも、馬の骨です……」
「おお、婿殿よろしく。これからはレクス家の経営にも関わってもらわねばならぬ。期待していますぞ」
「そうそう、こんど士官学校も行ってね。当家は自治政府軍の将校もつとめることになってるから」


このあと朝ドラばりにいろいろな事件に巻き込まれたり他家との調整に翻弄されたりするキタ。(たぶん続かない)
→一応オチをつけてみました(後編へ