wonderteaのまとめ置き場

読書関係で気になったことを調べてまとめています。SF・ミステリ・眉村卓など。時々二次創作。

二次創作

龍と日本史

「テメレア戦記」第1部付録の英国史と竜のネタがおもしろかったので、日本史バージョンを想像。作中では日本にも竜がいたことになっているので……(第1部まで読んだ)。 238年 女王卑弥呼、竜と邪馬台国を治める 806年 空海、竜の卵を持ち帰る 1185年 安徳…

二次創作小説目次(眉村卓)

眉村卓作品からの二次創作小説を書いたのでまとめておきます。主に司政官シリーズを元ネタにしています。えーと、原作に対して嘘はついていないけどホラを吹くネタ小説としか言いようがないようなものです。ご用とお急ぎでない方はどうぞ。(また何か書いた…

司政官シリーズ@吉野家コピペ改変

このブログは特定の記事以外誰も見に来ない、ということがわかったので以前作ったネタを置いときます。 若いころ、連邦の行政官養成所行ったんです。養成所。 そしたらなんか人がめちゃくちゃいっぱいで座れないんです。 で、よく見たらなんか垂れ幕下がって…

ドシラーン・アビー(後)

<二次創作目次に戻る>そのころ連邦経営機構植民省ではー 「上級情報官の報告によると、1003星系周辺で独立ブロック化の機運があるとか」 司政局長は思考機関に尋ねた。「はい。当該惑星SQ1からの定期報告には特有の要素が見られました。分析官に回したとこ…

ドシラーン・アビー(前)

<二次創作目次に戻る>※特にやまもおちも考えていないけどダウントン・アビーを数回見て書いた「引き潮のとき」ネタのお蔵出し(ちなみにダウントン・アビーは挫折した)。 メルニア「ねえ、あなたわたしと結婚して貴族にならない?」 キタ「うん。いいね。…

ちょっと今から連邦やめてくる

<二次創作目次に戻る> トド・カーツ元巡察官の話 え、あのラクザーン住民移転の件を取材してるんですか。退職したとはいえ守秘義務がありますから、公表されている以上に話せることはないんですよ。そういえばもう1325星系は立入禁止になってますね。あの…

SQ2C宙港管理日誌・旅立つ船たち

<二次創作目次に戻る> 撤退期限2300日前 このたびの植民者移転で、私――SQ2Cは宙港業務の統括をまかされた。乗客をさばくのはもちろん、輸送船の発着管理も担当範囲である。私の手に余る案件が発生したときはSQ1が判断することになっている。輸送船に対する…

先住者文書解読記録

<二次創作目次に戻る>輸送船の発進が始まってしばらく経ったころ、先住者の住居を一体のロボットが訪ねていた。LQ9は坂道を登ってゆき、たどりついた入口から中に声をかけた。「こんにちは。何か私にご用とか」LQ9は定期的にこのミルル地区を訪問している…

SQ1日誌 蛇足・ラクザーン残日録

<二次創作目次に戻る> ○月×日 残務整理も終わり、司政官はとりあえず15星系に帰任することになった。私の裁量で、宙港で船に乗り込む瞬間までを任期としている。公務室のデスクを片付け終わった司政官が言う。「きみ、やっぱり私といっしょに来ないか?」 …

SQ1日誌4・ラクザーン残日録

<二次創作目次に戻る> ○月×日 植民者の退避はほぼ終了した。あとは待命司政官から復位した司政官と取りまとめる残務のみである。 先住者たちはわれわれロボットの感知できない領域に行ってしまったようだ。先住者の住居は消滅したが、以前託された古文書と…

SQ1日誌3・ラクザーン残日録

<二次創作目次に戻る> ○月×日 司政官の交代があった。正確には前司政官は待命司政官の立場となり、新たに移転先1401星系の司政官がこちらとの兼務となった。 私は連邦の決定に従うだけである。現司政官の命令しか聞くことができないのだから。移転計画への…

SQ1日誌2・ラクザーン残日録

<二次創作目次に戻る> ○月×日 科学センターからは海洋研究員が時折訪ねてくる。彼女は海藻の研究をしていて、太陽の変化に伴う海藻の変異を報告している。また先住者とも親しく、その人脈は司政機構に役立つと思われる。さらに彼女は司政官に興味を持って…

SQ1日誌1・ラクザーン残日録

<二次創作目次に戻る> 「マーダーボット・ダイアリー」(マーサ・ウェルズ/創元SF文庫)がおもしろかったのでロボットの日記ありだなと思って考えた『消滅の光輪』ネタ。大阪生まれの眉村卓氏に敬意を表して大阪弁でやりたかった(が、ネイティブじゃない…