wonderteaのまとめ置き場

読書関係で気になったことを調べてまとめています。SF・ミステリ・眉村卓など。時々二次創作。

囲碁が出てくる小説まとめ

原則フィクション限定 長編 短編 囲碁AIについてのメモ 長編 「名人」川端康成(成立事情はややこしいのでWikipedia参照) 「囲碁殺人事件」竹本健治(CBS・ソニー出版 1980) 「囲碁小町嫁入り七番勝負」犬飼六岐(初出「小説現代」2009.10-2010.4, 単行本 …

龍と日本史

「テメレア戦記」第1部付録の英国史と竜のネタがおもしろかったので、日本史バージョンを想像。作中では日本にも竜がいたことになっているので……(第1部まで読んだ)。 238年 女王卑弥呼、竜と邪馬台国を治める 806年 空海、竜の卵を持ち帰る 1185年 安徳…

鳴海章の読む順序(光文社編)

※筆者は未読です。 kindle光文社文庫のセールでスナイパーシリーズを一括購入したのですが、アマゾンのリストはいまいち信用ならないので初刊順のリストを作りました。例によって自分メモです。 スナイパーシリーズ以外も含まれていると思いますが、とりあえ…

二次創作小説目次(眉村卓)

眉村卓作品からの二次創作小説を書いたのでまとめておきます。主に司政官シリーズを元ネタにしています。えーと、原作に対して嘘はついていないけどホラを吹くネタ小説としか言いようがないようなものです。ご用とお急ぎでない方はどうぞ。(また何か書いた…

名探偵たちの戦後

金田一耕助と神津恭介ってどのぐらい活動期間かぶってたかな……と、ちょっと前に気になって調べたのでまとめました。角川の金田一もの22冊が1冊にまとまっているkindle版は一気に検索できて便利です(たまに割引セールやってる)。念のため書いておきますが…

初出順に読む光瀬龍「宇宙年代記」シリーズ

光瀬龍「宇宙年代記」シリーズの完全版が電子書籍で出ていたので買ってみました。末尾に年号のついた短篇シリーズと長篇「東キャナル文書」「喪われた都市の記録(上/下)」が全1冊に入っているお得版。短篇は年号順に配列されていましたが、例によって初出…

司政官シリーズ@吉野家コピペ改変

このブログは特定の記事以外誰も見に来ない、ということがわかったので以前作ったネタを置いときます。 若いころ、連邦の行政官養成所行ったんです。養成所。 そしたらなんか人がめちゃくちゃいっぱいで座れないんです。 で、よく見たらなんか垂れ幕下がって…

ごっちゃになる短編小説

好きなのになぜか混同してしまう小説の自分の読み返し用メモです。ネタバレの危険もあるので(同カテゴリとわかると)検索で来られた方は引き返されたほうが……。 はい、ではネタバレ覚悟の方だけどうぞ。 特別料理 スタンリイ・エリン かの有名な「アミルス…

ドシラーン・アビー(後)

<二次創作目次に戻る>そのころ連邦経営機構植民省ではー 「上級情報官の報告によると、1003星系周辺で独立ブロック化の機運があるとか」 司政局長は思考機関に尋ねた。「はい。当該惑星SQ1からの定期報告には特有の要素が見られました。分析官に回したとこ…

ドシラーン・アビー(前)

<二次創作目次に戻る>※特にやまもおちも考えていないけどダウントン・アビーを数回見て書いた「引き潮のとき」ネタのお蔵出し(ちなみにダウントン・アビーは挫折した)。 メルニア「ねえ、あなたわたしと結婚して貴族にならない?」 キタ「うん。いいね。…

双葉社の鮎川哲也アンソロジーを今読みたい(バラで)

双葉社からかつて出ていた鮎川氏編の新書サイズのミステリアンソロジーのうち、下記3冊は復刊されていません。現在はかなり高騰していて入手するのは難しそうです。バラなら読めるのか? 私はたまたま1冊持っていたのですが、他の2冊も気になって調べてみ…

N年ぶりの新作登場

最近、有名シリーズの続編が久しぶりに出る、というニュースが多いような気がして気になったのをメモ。ほとんど読んでいません。 ミステリ・エンタメ系小説分野から 基準は間が空いて5年以上 今年(2015)出た(予定)続編 「下町ロケット2」5年ぶり 「武…

「覇者の戦塵」を今から読む(電子版で)

もう谷甲州タグ作った方がいいんじゃないかと思うわけですが、このブログのメインはあくまで眉村卓まとめだったりします。 Kindleに来たのをきっかけに2014年2月頃からぽつぽつ読み進めていますが、出版社移籍と合本版発売のためかネット書店の書誌がめちゃ…

刊行順に読む航空宇宙軍史

新刊が出たのでさっぱり忘れていた過去シリーズを10数年ぶりぐらいで再読していたわけですが、作品内時間順より刊行順の方が個人的にはしっくりくるので何かの参考までに。 絶対どなたかがまとめていらっしゃるとは思いますが、あとで自分のメモを書き込める…

ハードSFの極北決定戦

SF

先日発売された谷甲州「コロンビア・ゼロ」が22年ぶりの航空宇宙軍史続編ということで個人的に再読祭りだったのですが、帯の「ハードSFの極北」が気になったので手持ちの本から調べてみました。……ハードSFに南極はないの。 私の持っている本だけしか見てませ…

司政官シリーズ惹句一覧

単行本形式になってからしか読んだことがないので気づかなかったのですが、「消滅の光輪」ハルキ文庫版の解説に「炎と花びら」のアオリが載っていて、それがあまりにも「今となっては……」な感じだったので、他の作品についても雑誌掲載時の目次・扉のキャッ…

この短編がすごい!年鑑

その年に発表された短編を総括している年鑑についてまとめてみました。国内フィクション限定。 短編小説が好きなので、その年のベストな短編は何でわかるのかなあと軽い気持ちで調べ始めたら、古いところは意外と変遷がめんどくさいことがわかった。国会図書…

オールタイムベストAI(非アンドロイド部門)

SF

基本的に小説の話です。順不同(最近読んだ、思いついた順) マイク 「月は無慈悲な夜の女王」 月の地下に埋まっているコンピュータ。革命議長になるAI、というのもなかなかない気がする。自我を持ってから人間と友達になりたかっただけなのにどうしてこうな…

鳴海章の読む順序(飛行機もの)

※元原稿は2001年ごろ書いたものです。アップデート多少したかな? またそのうち加筆するかも。 一時期、鳴海章にハマっていました。乱歩賞デビュー作家なのでミステリカテゴリで。 後からファンになったため「どの順番で読めばいいのかわからない!!」。 文…

巡察官紹介

いつも悪役?の巡察官もわりと好きなので作ってみました。こっちの方がトホホかもしれない。 サミエル・PKA・フレイン 「遺跡の風」に登場。元はスゴ腕の惑星担当司政官。カタミンII、キリエニンなどを歴任。巡察官制度開始に伴い引き抜かれる。巡察先の司政…

プレ司政官シリーズと思われる作品

というか全体的に宇宙連邦シリーズなのかも。 「キガテア」(収録:「宇宙生物ゾーン(異形コレクション)」井上雅彦編・廣済堂文庫 2000) カルガイスト星域惑星キガテンが舞台。連邦軍が惑星を次々と征服していった時代のエピソード。惑星生物の研究を進め…

司政官シリーズ年代記

掲載順序 司政官制度開始から 作品タイトル(収録書名) 舞台惑星(星系番号−惑星番号) 司政官ミドルネーム 巡察官ミドルネーム ロボット官僚その他特記事項 8 0 長い暁(長い暁) ミローゼン(201-2) PPK なし SQ外に出る。以下SQ2など15体。司政庁がまだな…

「産業将校」シリーズ

産業将校……日本の産業界を牛耳る謎のエリート集団。中学を卒業した見込みのある生徒をスカウトして「産業士官学校」へ入学させる。7年のエリート教育の後デビュー(21歳)。社会で暗躍する。産業士官学校入学案内 入学案内起工 1975年 開校 1980年 入学資格…

「ビッグ・タレント」シリーズ

ビッグ・タレント……芸術全般に優れた芸能人。回りにブレーンの「ルーム員」を集めて活動する。ルーム員から新しいタレントが生まれる。マスコミに自分を売ることが職業なのでいつも疲れている。先生とよばれ、面会時間をチケット制で売ったりもする(人気に…

「無任所要員」シリーズ

無任所要員……それは国家さえも動かす万能サービス業者「パイオニア・サービス会社」の裏工作を受け持つ特別社員である。その一人、杉岡勉は不特定の任務を請け負うことを誇りとしていた。今日も彼に部長からの命令が下される!! この会社がまた、あくどいん…

キタ一族の陰謀

眉村作品によく登場する謎の一族!今回はこの謎に迫ってみよう。以下にその主要メンバーを掲げる。 北 勉(きた・つとむ) 「とらえられたスクールバス」に登場。中学の国語教師。学生時代にやった剣道、柔道が得意。当時独身。タイムスリップに巻き込まれる…

学園天国

眉村卓といえば代表作としてあげられることの多いジュヴナイル・学園モノをまとめてみました。(私はほとんど同世代じゃなかったのが残念なのですが) 主人公の年齢で区分してみました。案外中学生ものが多かったのでびっくり。何となく高校生ものが多いと思…

植民省庶務二課

前回に続いて眉村卓作品中の女性の登場人物について考えてみます。今回は人外を中心に。古い作品はネタバレ気味かも。 ◆眉村作品の元気のいい女性キャラクターはやっぱり夫人の投影だったのでしょうか。いつもボーっとした主人公の背中をドンと押して、さっ…

OL進化論

今回はずっと気になっていた眉村作品の中の「いい女」について考えてみました。眉村作品ではカッコイイ女性がたくさん登場しています。(かなりネタバレになってますが、発表後かなり経っているので許してね) ◆全体を通して感じるのは「女性が意味なく登場…

こんな金融界はいやだ!

経済もの小説にはまっていたとき考えたネタです。高杉良が社長 顧問弁護士が牛島信 メインバンクの支店長が池井戸潤 人事部長が江上剛 為替部門が黒木亮 フィナンシャルアドバイザーが幸田真音 経済誌記者が真山仁 金融庁長官が松島令