wonderteaのまとめ置き場

読書関係で気になったことを調べてまとめています。SF・ミステリ・眉村卓など。時々二次創作。

鳴海章の読む順序(飛行機もの)

※元原稿は2001年ごろ書いたものです。アップデート多少したかな? またそのうち加筆するかも。


一時期、鳴海章にハマっていました。乱歩賞デビュー作家なのでミステリカテゴリで。
後からファンになったため「どの順番で読めばいいのかわからない!!」。
文庫の解説には軍事知識のことばっかりだし、図書館・書籍サイトで検索すると年代順にソートしたとき文庫が挟まって分からなくなっちゃうし。まったく、解説ってのはその作者の読書案内になるべきじゃないのかい?ぶつぶつ。
……というわけでもし私と同じ立場の方がいましたら、どうぞご参考までに。

「ゼロ・シリーズ」(全て集英社単行本→同文庫)

とりあえず、このシリーズから。

  • 「ネオ・ゼロ」

刊行順ではこちらが先。どちらでも楽しめるけど、こちらを先に読んだ方がやっぱり良かったかも。「あの人があそこに……」ってのがあるからね。

  • 「ゼロと呼ばれた男」

作品内時間順だとこれが先。

  • 「スーパー・ゼロ」

  • 「ファイナル・ゼロ」

一応シリーズにキリはついてます。

まさかの新作が出ました。(2021.5)

「レジェンド・ゼロ 1985」

原子力空母『信濃』シリーズ」(全て中央公論社Cノベルス→同文庫・短編はケイブンシャ文庫)

このシリーズはゼロシリーズの後の方がいいような。

  • 「激突ファントム飛行隊(上・下)」

これをブックオフに買いに行って、上巻を2冊買ってしまったことに家に帰るまで気づかんかった。すぐさまファントム(ウソ。中古国産小型車)に飛び乗って別のブックオフを2軒はしごしたぞ。くそー。

  • 「中米侵攻作戦(上・下)」

短編集。ケイブンシャ文庫。
これは「最後の出撃」の前の方が良かった。後でもいいんだけど、信濃が舞台の短編ばかりだし「最後の〜」の中でちょっと出てくるエピソードあり。「実物」のパイロットに出会った読者のエピソードなど、あとがきが楽しい。……けど、読む順番も書いておいてほしいなあ。

  • 「最後の出撃(上・中・下)」

唐突な始まり方が納得いかない方は下の短編集を手元に置いてからお読みください。

  • 「ラストフライト」

短編集。ケイブンシャ文庫。Cノベルス版より1編おまけつき。
第3話「アクセル・オン」は「最後の出撃」の前段なので先に読んでおいた方がいいかも。「わが名はジャック」は絶対先に読むな。……難しいなあ。

「国連航空軍シリーズ」(全て中央公論社ケイブンシャ文庫)

まだ読んでいない。入手もしてないのがあといくつかあるらしい。

文庫では上・下2巻。

  • 「サハリン空中戦(上・下)」

文庫では1巻。

「真田&イーグルシリーズ(仮)」

これはゼロシリーズの後。共通人物「長池」がいるので。全てのシリーズに登場しているあんた一体何者?気になるキャラ。実は全て長池シリーズなのか?エリート(キャリア警察官僚)なのに時々飛ばされてたりしてよく分からない経歴だ。気が向いたらこれもリスト作ります。

  • 蒼穹の射手」(角川文庫)

しまった。下のが単発物だと思ったらブックオフで先行する話らしきものを見つけた。悔しい。間違えた。

続きはあるのか?

「その他単発もの」

  • 「ナイト・ダンサー」(乱歩賞受賞作)(講談社文庫)

デビュー作だけど、割と後に読みました。かえってその方がいいか。ネタが詰め込まれすぎていて、、読み慣れていればともかく初めに読むとついていけないかも。なにしろ「ウイルスパニック」「旅客機パニック」「戦闘機空中戦」「国際謀略」「ラブストーリー」「スパイの正体」などなど、そりゃあもう盛りだくさんなのさ。どの作家でもデビュー作のこういう熱さ、好き。……ニューマン(@信濃)、こんな時から出てるよ。

  • 真珠湾、遙かなり−零戦隊血風録(前後編)」(徳間ノベルス)

4年ぶりの飛行機もの!何でも以前モデルだった戦闘機乗りの方が亡くなられたそうで……。これからも空の男たちを描いて欲しい。

◆たぶん、他は基本的にバラバラでいいと思います。まだ読んでいないのがたくさんあるけど。書誌事項など粗っぽくてすみません。こういう、多くの人々が一つの目的に向かう、っていう基本パターン好きなのです。パイロット以外の整備員や甲板員たちも描かれている。

◆あ、「この物語はフィクションですが、登場する飛行隊・パイロットは実在します」だそうです。尾翼のケロヨンマーク、ラブリーだ。