wonderteaのまとめ置き場

読書関係で気になったことを調べてまとめています。SF・ミステリ・眉村卓など。時々二次創作。

「覇者の戦塵」を今から読む(電子版で)

もう谷甲州タグ作った方がいいんじゃないかと思うわけですが、このブログのメインはあくまで眉村卓まとめだったりします。
Kindleに来たのをきっかけに2014年2月頃からぽつぽつ読み進めていますが、出版社移籍と合本版発売のためかネット書店の書誌がめちゃくちゃ。国会図書館すら再刊合本版の収録タイトルちゃんと入れてないし。タイトルに年号が入っているのでさらにややこしい(年号順ではない)。
……というわけで例によって刊行順にまとめました。これは正直めんどくさかった。自分メモを時々書き足す予定。
補足:◆=「合わせて読みたい吉村昭これと交互に読んでいるので関連しそうなところにメモ:11/29)


参考資料


「覇者の戦塵」表記年号 サブタイトル 刊行年月

カドカワノベルズ刊

移籍後→中公Cノベルス版は2冊合本(書き下ろし短編、加筆修正あり)・電子版はバラに戻して発売

  • 北満州油田占領 1991.02刊(中公Cノベルス合本版「北満州油田」1999.08刊 収録)
    • 「高熱隧道」(戦時下のエネルギー事情について)
  • 1932 激突上海市街戦 1992.02刊(中公Cノベルス合本版「北満州油田」1999.08刊 収録)
    • 書き下ろし短編「断章 廟行鎮の敵の陣」 合本版「北満州油田」刊行時(1999.08)収録(電子版では「激突上海市街戦」に収録)
  • 1935 オホーツク海戦 1992.08刊(中公Cノベルス合本版「オホーツク海戦」1999.06刊 収録)
  • 1936 第二次オホーツク海戦 1993.04刊(中公Cノベルス合本版「オホーツク海戦」1999.06収録)
    • 書き下ろし短編「昭和一〇年一一月 東京」 合本版「オホーツク海戦」刊行時(1999.06)収録(電子版では「オホーツク海戦」に収録)
    • 「顚覆」(友鶴事件)「艦首切断」(第四艦隊事件)
  • 1933 謀略熱河戦線 1994.07刊(中公Cノベルス合本版「謀略熱河戦線」2000.12刊 収録 解説 田中正人)
  • 1937 黒竜江陸戦隊 1995.05刊(中公Cノベルス合本版「謀略熱河戦線」2000.12刊 収録 解説 林譲治
    • 書き下ろし短編「断章 蹶起 昭和一一年二月二六日」 合本版「謀略熱河戦線」刊行時(2000.12)収録(電子版では「謀略熱河戦線」に収録)
    • 戦艦武蔵」「戦艦武蔵ノート」(巨大戦艦を造るむなしさについて)

中公Cノベルス刊

  • 1939 殲滅ノモンハン機動戦 上 1996.11刊/下 1996.12刊
  • 1942 撃滅北太平洋航空戦 上 1997.04刊/下 1997.05刊
  • 1942 急進真珠湾の蹉跌 1997.10刊
    • 大本営が震えた日」(開戦までのあれこれ)
  • 1942 反攻ミッドウェイ上陸戦 上 1998.01刊/下 1998.02刊
  • 1942 激突シベリア戦線 上 1998.10刊/下 1998.11刊
  • 1943 激闘東太平洋海戦 1 1999.12刊/2 2000.01刊/3 2000.05刊/4 2000.06刊
  • 1943 ダンピール海峡航空戦 上 2001.09刊/下 2001.12刊
  • 1943 ニューギニア攻防戦 上 2002.10刊/下 2003.01刊

↑ここまで読んだ↑(栞)

  • 1944 インド洋航空戦 上 2003.09刊/下 2003.12刊
  • 1944 ラングーン侵攻 上 2004.08刊/下 2004.10刊
  • 1943 電子兵器奪取 2005.05刊
  • 1943 空中雷撃 2007.09刊
  • 1944 翔竜雷撃隊 2008.09刊
  • 1944 マリアナ機動戦 1 2009.08刊/2 2010.03刊/3 2010.08刊/4 2011.02刊/5 2011.08刊
  • 1944 サイパン邀撃戦 上 2012.04刊/中 2013.09刊/下 2014.09刊
  • 1944 本土防空戦 前哨 2016.01刊
  • 1945 戦略爆撃阻止 2017.10刊
  • 1945 硫黄島航空戦線 2019.03刊

(2020/01/26新刊追加)

Kindleで読む利点

E-インクも読みやすいのですが、本文の検索ができる、というのが大きいです。
私は初代のペーパーホワイトを使っていますが、端末内の全書籍を対象に検索をかけられるので「誰だっけ?」というキャラクターが出てきたときはしょっちゅう検索しています。基本的に姓しかでてこないので出世するとわからなくなっちゃうんだよね。他、初登場の時どうだったっけ、とか確認できて便利です。(「上川」が二人いる、岡崎技師は移動しすぎじゃね、とか←ノモンハンまで読んだ現時点の感想)
軍事用語や歴史用語も疎いので辞書を引いたりWikipediaを見たりできるのもありがたい。歴史物のノンフィクションも入れておくと史実との対応がわかったりしてお得です。この全文検索機能、あんまり話題になっているのを見たことがないので書いてみました。アプリ版でもできるかは不明。
(欠点としてはアマゾンのレビューを見るとわかるように図が全然見えません。大丈夫なものもあるが、元本によるかも。第三者の解説もなくなっているので合本を前提にしたあとがきがよくわからなくなっている)

おまけ:軌道傭兵の読む順序……はまあいいか

  • 軌道傭兵1〜5
  • 蒼穹の軌道爆撃隊1993→黎明の軌道邀撃機1994→攻撃衛星エル・ファラド 上・下1995
  • 高度三六,〇〇〇キロの墜死(紙版のみ)

Kindle上陸前にhonto版電子書籍iPod touchで読みました。当時はここが一番読みやすかった。しかしダウンロード期限が1年で縛りがきつかったなあ。Kindleが来たらあっさり無期限になったけど……。
(2015/10/9追記)