双葉社の鮎川哲也アンソロジーを今読みたい(バラで)
双葉社からかつて出ていた鮎川氏編の新書サイズのミステリアンソロジーのうち、下記3冊は復刊されていません。現在はかなり高騰していて入手するのは難しそうです。バラなら読めるのか?
私はたまたま1冊持っていたのですが、他の2冊も気になって調べてみました。完全自分用メモ。(その後もう1冊入手)
- タイトル、キーワードで国会図書館から検索。再収録書名は順不同
- 持っていないものの収録作品名は国会図書館サーチから飛んだ、所蔵図書館の蔵書データから。
- (じゃあ近所の図書館に相互貸借依頼をすれば読めるのでは)
- (オチが先に来てしまった……)
- (まあ所有するには、ということで)
殺意のトリック 幻の傑作本格推理集(双葉新書)1979刊
短編タイトル | 著者名 | 再収録書名 |
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六人の容疑者 | 黒輪土風 著 | ミステリーの愉しみ第3巻 (パズルの王国) / 立風書房 推理作家になりたくて第5巻 マイベストミステリー / 文藝春秋 |
四桂 | 岡沢孝雄 著 | ミステリーの愉しみ第4巻 (都市の迷宮) / 立風書房 「宝石」一九五〇 : 牟家殺人事件 探偵小説傑作集 / 光文社文庫 |
死の標灯 | 岩田賛 著 | 岩田賛探偵小説選 / 論創社 |
銀知恵の輪 | 山沢晴雄 著 | 離れた家 山沢晴雄傑作集 日下三蔵セレクション / 日本評論社 |
白魔 | 鷲尾三郎 著 | 鷲尾三郎名作選 文殊の罠 / 河出書房新社 |
三行広告 | 横内正男 著 | ミステリーの愉しみ第1巻 (奇想の森) / 立風書房 |
新納の棺 | 宮原龍雄 著 | 宮原龍雄探偵小説選 / 論創社 山口雅也の本格ミステリ・アンソロジー / 角川文庫 |
鸚鵡裁判 | 鬼怒川浩 著 | ミステリーの愉しみ第3巻 (パズルの王国) / 立風書房 |
雪 | 楠田匡介 著 | 甦る名探偵 探偵小説アンソロジー / 光文社文庫 七人の警部 / 廣済堂出版 |
競馬会前夜 | 大庭武年 著 | 大庭武年探偵小説選 1 / 論創社 外地探偵小説集. 満州篇 / せらび書房 幻の名探偵 傑作アンソロジー / 光文社文庫 |
- 「鸚鵡裁判」は1974年刊の「宝石推理小説傑作選 第1巻」いんなあとりっぷ社にも収録
殺人設計図 幻の本格推理小説集 (双葉新書)1980刊
短編タイトル | 著者名 | 再収録書名 |
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Fタンク殺人事件 | 仁科透 著 | 幻のテン・カウント 本格推理名作リバイバル / 講談社文庫 |
非常階段 | 渡辺剣次 著 | |
孤独 | 飛鳥高 著 | 飛鳥高探偵小説選 1 / 論創社 「宝石」傑作選 / 光文社文庫 |
星屑殺人事件 | 双葉十三郎 著 | |
アリバイ | 藤雪夫 著 | 藤雪夫探偵小説選 1 / 論創社 幻のテン・カウント 本格推理名作リバイバル / 講談社文庫 ミステリーの愉しみ第2巻 (密室遊戯) / 立風書房 |
そんな筈がない | 藤沢桓夫 著 | |
鋏 | 島久平 著 | 島久平名作選 5-1=4 / 河出書房新社 |
闇に浮かぶ家 | 小谷龍一郎 著 | |
魔女を投げた男 | 北村龍一郎 著 |
- 「そんな筈がない」藤沢桓夫 は表題作にした著書が1957年刊
紅鱒館の惨劇 幻の名探偵小説集(双葉新書)1981刊
短編タイトル | 著者名 | 再収録書名 |
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紅鱒館の惨劇 | 岡村雄輔 | 岡村雄輔探偵小説選 1 / 論創社 |
寒の夜晴れ | 大阪圭吉著 | 銀座幽霊 / 創元推理文庫 とむらい機関車 / 国書刊行会 日本探偵小説全集12 名作集2 / 創元推理文庫 |
ユダの窓はどれだ | 千葉淳平著 | 千葉淳平探偵小説選 / 論創社 |
火山観測所殺人事件 | 水上幻一郎著 | 水上幻一郎探偵小説選 / 論創社 「ロック」傑作選 / 光文社文庫 |
豹助都へ行く | 九鬼紫郎著 | |
間貫子の死 | 香住春吾著 | 香住春吾探偵小説選 1 / 論創社 |
ポツダム犯罪 | 天城一著 | 天城一の密室犯罪学教程 / 日本評論社 |
歯 | 坪田宏著 | 坪田宏探偵小説選 / 論創社 甦る名探偵 探偵小説アンソロジー / 光文社文庫 ヤミツキ!探偵ミステリー読本 / ぶんか社 |
エロスの悲歌 | 千代有三著 | 千代有三探偵小説選 1 / 論創社 |
- サブタイトルが微妙に違う。
- なんとなく予想はしていましたが、近年は論創社の個人選集のおかげでかなり埋まりました。
- ちなみにわたしが持っているのは上2冊。紅鱒館は全く見かけません。おかげで「岡村雄輔探偵小説選1」が出たときは飛びついてしまった。